剣道について


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試合形式(全日本剣道連盟)

剣道の試合は常に1対1で戦う。これは団体戦の場合も同じである。選手は試合場に入り二歩進んでお互いに礼をし、三歩進んで蹲踞したあと審判の「始め!」の声がかかってから立ち上がって勝敗が決するか規定の試合時間が経つまでお互いに技を出し合う。原則として三本勝負であるが、一本勝負も認められている。 試合場 板張りの床に境界を含め1辺9mないし11mの正方形ないし長方形の試合場を作り、そこで試合をする。境界は普通、白のラインテープを貼って分ける。また、試合開始時の立ち居地は試合場中心付近に白のラインテープで示される。 試合時間 試合時間は5分、延長戦の場合には3分が基準である。しかし、運営上の理由などからこれ以外の試合時間を採用することも認められており、公式大会の決勝戦では2007年より試合時間が10分へ変更された。 技 全ての技は、竹刀で防具の決められた箇所を打つものである。 * 小手を打つ技: 小手打ち、引き小手打ち * 面を打つ技: 面打ち、引き面打ち、小手面打ち * 面の喉当てを突く技: 突き(小中学生は原則禁止。高校生以上でも、この技を禁止とすることもある) * 胴の胸当てを突く技: 胸突き(以前は相手が上段の構えを取っている時のみ一本になった。後、相手が二刀流の場合のみ認められていた。現在は認められない。) * 胴の右側を打つ技: 胴打ち、引き胴打ち 抜き胴 * 胴の左側を打つ技: 逆胴打ち これに、技を出す直前までの流れから「相(あい)?」「抜き?」「返し?」「払い?」「すり上げ?」「引き?」などの接頭辞が付く場合もある。 一本 一本とは全日本剣道連盟によれば、 充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部(弦の反対側の物打ちを中心とした刃部)で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの である。審判はこれに該当しているかどうかを判断して旗を挙げる。 反則 反則を一試合中に二回すると対戦相手の一本になる。また、四回取ると2本になり、試合が終了する。 * 選手が場外に出た場合 * 選手が竹刀を落とした場合 * 着装が乱れている場合 * 面紐が40cm以上あった場合 * 柄より上を勝手に触った場合 審判員 3人の審判員(1人の主審、2人の副審からなる)が紅白の旗を持ち、旗を挙げることで有効打突の表示とする。2人以上が有効打突の表示をした場合、もしくは1人の審判員が有効打突を表示し2人が判定の棄権を表示した場合、一本となる。 また、主審は次のどれかの場合、「止め」と言って紅白両方の旗を平行に揚げ、試合を中断させることができる。 * 選手が片手を『竹刀』から離して挙げ、審判に止めを求めたとき * 選手が転倒した場合 * 反則があった場合 * 審判による判定の合議を行う場合(この際、審判は紅白両方の旗を右手に持ち、縦に掲げて「合議」と言う) * その他、審判が必要があると判断した場合 なお、中断は副審から申し出ることもできる。その際に「止め」の声をかけるのは主審が行う。 鍔(つば)競り合いが長く続いた場合は両方の旗を前に突き出して「分かれ」の中断宣告を行い、その場で両者を分けてから直ちに試合を再開する。 勝敗 勝敗は、試合時間のうちに三本勝負の場合二本、一本勝負の場合一本先取した選手を勝ちとする。また三本勝負において一方が一本を取り、そのままで試合時間が終了した場合にはその選手を勝ちとする。試合時間内に勝敗が決しない場合には、延長戦を行い先に一本取った選手を勝ちとする。延長の代わりに判定あるいは抽選によって勝敗を決する場合、あるいは引き分けとする場合もある。判定および抽選の場合には勝者に一本が与えられる。団体戦における代表戦も原則1本勝負である。 二刀流 剣道のルールでは、原則として二刀流は禁止されていないが、現在ではほぼ廃れている。 昭和初期において、学生の間で試合に勝つためだけの二刀流が横行し、団体戦において二刀流の剣士を防御一辺倒の引き分け要員とするなど姑息な手段が用いられたため、一部の学生の大会では二刀を禁止するようになった。戦後、現代剣道が全日本剣道連盟のもとに復活した際も、学生剣道界では戦前に倣って二刀を禁止したために、二刀を学ぶ者が非常に少なくなってしまった。 ただし、伝統が断絶するのを危惧する声もあり、1992年(平成3年)大学剣道(公式試合・昇段審査)では解禁された。しかし、高体連・中体連の公式試合・昇段審査においては未だに禁止されており、また小学生においては片手で竹刀を用いての打突は一本として有効ではないとされるため、高校生以下では実質上禁止されているに等しい状況である。 二刀流の竹刀は大刀と小刀を用いる。それぞれ長さと重さが決められており、男性の場合、大刀は3尺7寸以下(一刀の場合は3尺9寸以下)、小刀は2尺以下となっている。 長らく二刀流が否定されていたため、また上記の通り竹刀の長さ、および二刀流の相手に対しては胸突きが認められていたというハンディがあるため、指導者、使用者とも少ないのが現状である。公式大会への出場が確認されているのは1961年、1963年、2007年のみである。

選手の服装

剣道着、『袴』を着用する。基本的に裸足であるが、選手によっては足袋を着用するものもいる。試合、稽古を行う際は原則的に防具として垂れ、胴、面、籠手の剣道具を着用する。その他、なぎなたとの異種試合の際は、すね当ての着用も必要となる。面を着用する際には、頭に手拭い(面手拭い、面タオル)を巻き付けるのが一般的。垂れには通常名前や所属する道場名などの記されたゼッケンを付ける。足袋は試合の時も許可を得れば使用可能であることが一般的である。また、試合時には識別用として背中(胴紐の交差部)に紅白それぞれのたすきを付ける。


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